目の健康チェック

健康な犬の目

 健康なイヌの目は透明で光沢感があります。白目の部分は真っ白で、黒目(瞳孔)の大きさは左右同じ大きさです。目ヤニは健康なイヌでも少しは出ることがありますが、ウミ状や乳白色のものが出ているようだと異常です。
 

健康な犬の目の写真

イヌの視力

  イヌが見ているのは
    灰色っぽい世界!

  イヌの視力は0.2〜0.3程度で、人間の10分の1程度といわれています。
人間の網膜には、赤、緑、青の3色を認識する細胞(錐状体)があり、それらが組み合わされることでカラフルな色を認識しています。
 
一方、犬は青色と黄色を認識することはできますが赤色と緑色は識別することができません。犬がみている世界は私たちが見ているカラフルな世界ではなく黄色がかった灰色っぽい世界をみているものと考えられています。

 このように犬は視力と色を認識する能力はヒトに劣っていますが、動体視力はヒトの4倍、暗闇(くらやみ)の中での認識力はヒトの5倍すぐれているといわれています。

このような症状がみられたら早めに診察を受けましょう!

 目を痛がる、
目を閉じている
 目ヤニの量が多い。
 涙の量が多い(涙目)。
 まぶたが赤くはれている。
 白目の部分の血管が充血。
 眼球に傷がついている(角膜炎)。
 眼球の表面が白く濁っている。
 の奥のが白く見える(白内障)
 新しい家具にぶつかる(失明)。
 左右の瞳孔の大きさに差がある。
 明るい場所でも瞳孔が大きいままである。

犬でよく見られる目の病気の症状

♡以下は当院で診察中によく目にする症例のほんの一部です。

目を閉じている

 
角膜炎のチワワ
 
 痛みの強い目の病気でこのような症状がみられます。原因は草や毛などの異物、目の表面の傷(かくまくえん)や眼球内の病気(虹彩炎、緑内障)などでこのような症状がみられることがあります。 治療が遅れると失明の危険がありますのですぐに診察を受けてください。

涙の量が多い

 
涙管閉塞の犬
 
目の表面の炎症や異物の刺激などにより涙の分泌量が増えたり、涙管が狭くなったり、閉塞などにより涙の排泄障害がおこる病気でこのような症状がみられます。
 
 
  
 

重度の角膜潰瘍

 
犬の角膜潰瘍
 
角膜表面の傷を放置していたために重度の角膜潰瘍になりました。このうな状態になると手術が必要になります。
 

 
涙の量が減少している

(ドライアイ)

 
犬の乾性角膜炎 ドライアイ
 
涙の量が減少することによりおこる目の病気です。眼の表面が乾くことにより、結膜の充血や角膜の炎症や傷、色素沈着などを引き起こします。  

まぶだ(結膜)が赤い

(結膜炎)

 
犬の結膜炎
 
細菌感染、アレルギー、異物や化学物質(シャンプーなど)の刺激などによる結膜の炎症でこのような症状がみられます。
 

 
白目が赤い

(緑内障)

 
犬の緑内障
 
この犬は緑内障でした。眼内圧が上昇し、眼球が大きくなっています。 痛みが強く、失明の危険性が高い病気です。このような症状がみられたらすぐに診察を受けましょう。  

目やにが多い

(慢性結膜炎)

 
犬の慢性結膜炎
 
慢性結膜炎や免疫力が低下した老犬などでこのような症状がみられます。
 
 
 

 
まぶたが赤い

(眼瞼炎)

犬の眼瞼周囲炎
 
この犬はアトピー性皮膚炎による眼瞼周囲炎です。かゆみのために自分でさかんに目を引っ掻いたことが原因でした。 このイヌは水晶体も白濁しています(白内障)  

目の奥が白く濁っている。

(白内障)

 
犬の白内障
 
白内障です。加齢とともにレンズがにごり目の奥が白っぽくみえます。白内障の多くは加齢によるもの、あるいは遺伝によるものです。
 

 
さかまつげ

(眼瞼内反症)

 
さかまつげの犬
 
正常なまつげは目の外側に向かってはえていますが。さかまつげはまつげが内側にむかって生えているために眼球を刺激して角膜に炎症をおこします。手術による矯正が必要です。

セントラル動物病院

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