セントラル動物病院のマーク

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 夏の暑さにご注意を!

 
 犬は熱中症になりやすい動物です
高温多湿の時期になると、ワンちゃんの熱中症が多発します。
 
 人間は汗をかいて体温を下げることができますが、犬は汗腺が鼻と肉球にしかありません。  
人のように汗で体温を調節することができません。

 

閉めきった室内や車内のような高温・多湿の環境では、パンティングによる放熱がうまくできず、体温がどんどん上がってしまいます。
 

⚠️ 特に注意が必要な犬

以下のワンちゃんは特に熱中症のリスクが高いため注意が必要です:
 

  • 短頭種犬(パグ、ブルドッグなど)

  •  肥満気味の犬

  • 喉や気管に問題のある犬

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💡 熱中症を防ぐポイント

 

  • 室温管理をしっかり(エアコンの活用を)

  • 水分補給をこまめに

  • 散歩は朝夕の涼しい時間帯に

  • 車内放置はわずか数分でも命に関わります!



熱中症の原因

熱中症の原因の多くは飼い主さんの飼育管理の不手際や油断によるものです。

 


 
体温が41℃をこえるような重度の熱中症では肝臓、腎臓、消化器、脳などがおかされ多臓器不全のために死亡率が高くなります

熱中症の症状

  

家庭での応急処置

ある研究によると家庭での応急冷却処置をした犬の死亡率は38%でしたが、応急処置をしないで病院に連れて行った犬の死亡率は68%であったと報告されています。いかに家庭での応急処置が大切かがわかります。
 

熱中症の予防

  • 犬を風通しの悪い閉め切った場所に閉じ込めないようにしましょう。
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  • ● 留守番をさせる時はエアコンをつけっぱなしにして出かけましょう。この時、冷えすぎないよう温度設定しましょう。
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  • ドアーを閉めないでペットが自由に出入りできるようにしておきましょう。
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  •  ほんの短時間であってもペットを車内に閉じ込めて放置しないでください。車内の温度はあっという間にに急上昇します。
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  • 心臓病、肥満、老齢犬、呼吸器の病気をもっている子は熱中症になりやすいので夏場の温度管理は特に注意が必要です。
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  • 室外で飼育しているワンちゃんは直射日光から退避できるよう日陰をつくってあげましょう。(ホームセンターなどで売っている園芸用の日陰シートなどを利用できます)
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  • 飲み水をきらさないよういつでも新鮮な水が飲めるようにしておきましょう。万が一のために別の容器に予備の水を用意しておきましょう。
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  • 日中の散歩は控えましょう。アスファルトが焼けて熱くなっていますので温度が下がってから散歩をさせましょう。
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  • アイスパックを首に巻くのも有効です。布でよくくるんで皮膚に直接ふれないようにしましょう。
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  • パンティング呼吸ができなくなりますので口輪はつけないようにしましょう。