食事をしている猫のイラスト
 

猫の食事管理

 自分で狩をして栄養が豊富な獲物をたべている野生動物とはことなり、飼い猫は自分で食事を選ぶことができません。
飼い主さんが栄養バランスのとれた食事を与えてあげないとさまざまな病気をひきおこします。特に胃腸の病気や皮膚病の多くは不適切なフードが原因でおこります。

年齢に適したフードを与えましょう。

 成猫用と子猫用のフードは栄養バランスが異なります。猫の年齢に合ったフードを選びましょう。
幼猫には幼猫用のフードを、成猫には成猫用のフードを、高齢猫(8-10才)には高齢猫用のフードを与えるようにしましょう。
 

総合栄養食と表示されているフードを与えましょう!

 

 
「総合栄養食」とは猫の健康に必要な栄養素がバランスよく含まれていてこのフードと水だけで健康を維持することができるフードです。総合栄養食はカンズメタイプとドライフードタイプがあります。ドライフードタイプのフードは総合栄養食が主体ですがカンズメタイプは総合栄養食でないものも多くありますので必ず「総合栄養食」と表示されているものを使用しましょう。

フードの種類

ドライフード

長期間保存が可能で、開封後も比較的長持ちします。
硬い粒が歯の表面をこすって、歯石の蓄積を減らす効果があります。
 
・水分含有量が低いため、 猫が十分な水分を摂取していない場合、脱水症状や尿路系の問題を引き起こす可能性があります。


ウェットフード

・ウェットフードは水分を多く含んでおり、特に水をあまり飲まない猫にとっては、水分摂取量を増やすのに役立ちます
・多くの猫はウェットフードの風味を好みます。このため、食欲が落ちている猫や病後の猫にも適しています。
・ 水分が豊富なため、慢性腎炎や尿路結石のリスクを減少させるのに有効です。
・保存がきかないため開封後は早めに使い切る必要があります。

フードの保管

フードは時間の経過とともに栄養成分や香りが減少しはじめます。
・栄養素の劣化の程度は保存の仕方に大きく左右されます。
フードの袋を開閉する度にフードは空気に触れて栄養素の分解が進み風味も失われます。
・ドライフードは直射日光があたらない涼しい場所で保存しましょう。
・カンズメタイプのフードの食べ残しは30分以内に片付けましょう。開封後はすぐに冷蔵庫で保存しましょう。

食事量

 
 食事量はフードの袋に表示されている食事量の目安を参考にしてください。これはあくまで基準量です。ネコちゃんの性格や飼育環境、季節、運動量などによりそれぞれ栄養要求量がことなります。便の状態や体重の変化などをチェックしながら適正体重が維持できるよう食事量を調整します。

 

食事の与え方

定時給餌法

・1日に必要な給餌量を数回に分けて与える。
・この方法はドライフード、ウエットフードいずれも使用できます。
・この方法の利点は多頭飼育でも各猫の食事量をモニターできることです。
 

給餌回数

・子ネコでは1日3-4回
・成ネコでは1日2回が目安です。
 

自由採食法

・1日に必要な給餌量を食器に入れておき、愛猫がいつでも自由に食べられるようにしておきます。
・缶詰タイプのフードは放置しておくと腐敗するために使用できません。
・多頭飼育の場合は各猫の食事量を性格に把握できないので食べ過ぎによる肥満や食事不足による栄養不良などがおこるリスクがあるのでおすすめできません。

猫に有害な食物

ネギ類

(タマネギ・ネギ・ニンニク)
ネギ類には赤血球にダメージを与える物質が含まれており猫がネギ類を食べると重度の貧血をおこします。

牛乳・乳製品

 
ほとんどの猫は乳糖不耐症です。彼らの消化器官は乳製品を処理することができないため、その結果、下痢を伴う消化器系の不調を引き起こす可能性があります。
 
 

チョコレート

チョコレートにはテオブロミンという物質がふくまれています。摂食後6-12時間で中毒症状が発現します。最初の症状は水を欲しがり、吐き気、下痢、落ち着きがなくなり、あえぎ呼吸、心拍数増加、尿量が増加、ふるえ、ケイレンなどの症状がみられ死亡することもあります。
 
 

ブドウ・レーズン

 
犬がぶどうやレーズンを食べると1時間以内に吐き気、下痢、飲水量の増加などの中毒症状が発現します。摂食後24時間から遅くとも数日後に急性腎障害がみられます。

ドッグフード

 

 

 猫は犬の2倍のタンパク質が必要です。
猫にドッグフードをに食べさせ続けると栄養失調を引き起こす可能性があります。
 
猫は、人や犬と違い、タウリンを体内で十分に合成することができません。ドッグフードにはこれらの栄養素がキャットフードに比べてあまり含まれていません。

 
タウリンが不足すると、眼の障害(網膜萎縮)や、心臓の疾患(拡張型心筋症)などを引き起こすことがあります。

鳥や魚の

 
 
 鳥の骨は、加熱調理することによって砕いた時に、骨の繊維が縦に割けることが知られており、猫がその状態で鳥の骨を食べてしまうと、内蔵を傷つける可能性があるため大変危険です。
鳥や魚の骨は先が鋭く尖っているため猫に食道に引っかかったり、胃や腸を損傷したりする可能性がありますので与えないようにしましょう。
 

セントラル動物病院

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