・通常、子猫は 生後2ケ月でで最初のワクチン注射をします。
・その後1ケ月間隔で2-3回追加注射をします。
・その後は1〜3年に1回追加注射をします。
😺当院では室内飼育猫ちゃんには猫3種ワクチンを、外出する猫ちゃんには猫5種ワクチンをおすすめしています。
予防注射の種類

予防注射接種時期


予防注射で予防できる伝染病
パルボウイルス感染症


📌 感染経路
感染猫との接触、感染猫の便・尿・嘔吐物で汚染された物などを介して感染します。
主な症状

最初の症状は嘔吐、下痢、「元気消失、食欲不振、脱水症などです。
重症例では最初の発熱から3-4日で死亡することがあります。
予防のポイント

3種ワクチン、5種混合ワクチンで予防できます。
猫ヘルペスウイルス
感染症


猫ヘルペスウイルス感染症は、猫の上部呼吸器に感染するウイルス性の病気です。
📌 感染経路
感染した猫のくしゃみや鼻水、目やになどの分泌物からうつります。
主な症状

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くしゃみ、鼻水
-
目やに、結膜炎
-
発熱、
-
元気がない
-
食欲がない
-
重症になると肺炎や呼吸困難を起こすことがあります
💊 治療とケア
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点眼薬・点鼻薬や抗ウイルス薬
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二次感染を防ぐための抗生物質投与
-
水分や栄養の補給、免疫力を保つ治療
💡 ウイルスは一度感染すると体内に潜伏し、ストレスや体調不良をきっかけに再発することがあります。
予防のポイント

-
定期的な混合ワクチンの接種
-
感染猫との接触を避ける
-
清潔でストレスの少ない環境づくり
予 防
猫3種ワクチン、5種混合ワクチンで予防できます。
猫カリシウイルス感染症


カリシウイルス感染症は主に猫の上部呼吸器がおかされる伝染病です。 通常、症状は軽度ですが中には発熱し衰弱するものもあります。
📌 感染のしかた
感染した猫の唾液や鼻水、涙などを通じて感染します
主な症状

-
くしゃみ、鼻水
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口内炎、よだれ、口臭
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発熱、元気がない
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食欲がなくなる
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重いタイプでは、肺炎・関節炎・皮膚炎を起こすこともあります。
💊治療とケア
-
点滴や栄養補助、痛み止めなどの対症療法
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細菌の二次感染を防ぐための抗生物質の使用
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症状が重い場合は入院による管理が必要になることもあります。
予防のポイント

-
定期的に混合ワクチン注射
-
感染した猫との接触を避ける。
-
清潔でストレスの少ない環境を保つ。
予防ワクチン
3種ワクチン、5種混合ワクチンで予防できます。
猫クラミジア感染症


📌 感染のしかた
クラミジアは、感染している猫の目や鼻から出る分泌物が原因でうつります。
主な症状

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目の充血(赤くなる)
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目やにが増える
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くしゃみや鼻水
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元気がなくなる、軽い咳が出ることもある。
💊 治 療
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抗生物質の内服や目薬を使って治療します
予防のポイント

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他の猫への感染を防ぐため、症状が落ち着くまで隔離するのが望ましいです
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予防には、ワクチン接種が有効です。
💉予防注射
この伝染病は猫5種ワクチン注射で予防できます。
猫白血病感染症

📌 感染のしかた
- この病気は感染猫の唾液中のウイルスを介して感染します。感染には感染猫との濃厚な接触が必要です。
- 仲の良い猫たちがお互いの体を舐め合ったり、食器の共有などで感染します。
- 猫どうしのケンカで感染することもあります。
- 汚染された尿、血液、糞便なども感染源となります。
- 母猫が感染していると、ウイルスは胎盤を通過し子宮内の胎児に感染したり、ほ乳中に乳汁を通じて子ネコに感染することもあります。


症 状

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食欲減少
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体重の減少
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元気がない
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熱が出る
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口内炎や歯ぐきの炎症
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貧血
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体の中にしこり(腫瘍)ができることもあります
予防のポイント

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白血病ワクチンの接種
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室内飼いを心がけ、外部との接触機会を減らす
💉予防注射
猫5種ワクチン注射で予防できます。