子犬の健康管理イラスト

子犬の健康管理

最初の1年間の健康管理

子犬の写真

健康で性格の良いわんちゃんに育てるためには、最初の1年間の育て方が最も大切です。正しい食事管理、伝染病予防ワクチン接種、しつけや社会化の訓練など人間社会でうまくやってゆくためのノウハウも子犬に教えなければなりません。

 
子犬が新しい環境に慣れたら(約1週間~10日)動物病院で最初の健康診断検査と伝染病の予防注射を受けましょう。

生後2ケ月の子犬

病院での健康管理

第1回伝染病予防注射
健康チェック
検便・駆虫
ノミの駆除および予防
 
犬の予防注射

家庭での飼育管理

子犬の成長のためには適切な栄養が必要です。成長期の子犬には幼犬用の総合栄養食を1日3-4回あたえましょう。

1週間に1回体重測定をして発育状態をチェックしましょう。
この時期の子イヌは警戒心よりも好奇心の方が優勢ですから「社会化」には最も適した時期です。さまざまな経験をさせて性格のよい子に育てましょう。

生後3ケ月の子犬

 

病院での健康管理

● 第2回伝染病予防注射
● 狂犬病予防注射と登録

発育状態のチェック
● 口腔内と歯のチェック

 
 

 

 家庭での飼育管理

● オスワリ」、「マテ」、「コイ」など基本的なしつけを始めましょう。
●  この時期の子犬は1日に14-16時間睡眠が必要です。
 睡眠をじゃましないようにしましょう。
●  食事は子イヌ用のフードを1日3-4回与えましょう。
● 1週間に1回体重測定をし発育状態をチェックしましょう。
 
 

生後4ケ月の子犬

 

病院での健康管理

● 第3回伝染病予防注射
発育状態のチェック
 口腔内と歯のチェック

 

子犬の写真

 

 

 家庭での飼育管理

 乳歯が抜け永久歯に生えかわりはじめます。
●  歯茎がむず痒くなるので手当たりしだいに周囲の物を咬み始めます。簡単に咬みきれないような安全なオモチャを与え、周囲に危険なものを置かないようにしましょう。
●  本格的なお散歩デビューです。この時期の子犬は好奇心よりも警戒心が強くなります。過剰な刺激をさけるため最初は静かな場所を選び短時間で散歩を切り上げましょう。犬の反応を見ながら少しづつ散歩に慣らせるようにしましょう。

 
 

生後6ケ月の犬

 

病院での健康管理

 6ヶ月令健診
 発育状態のチェック
歯の検査
繁殖の予定がないならこの時期に不妊・去勢手術をしましょう。

 
 
犬の乳歯遺残
(乳歯遺残)
 

 家庭での飼育管理

● 生後6ヶ月で子イヌの体重は、成犬の体重の75%にまで成長します。
● この時期の時期の子犬はエネルギーが旺盛です。遊びや散歩などで子犬のあり余ったエネルギー発散の機会を作ってあげましょう。
 
● この時期、うぶ毛が抜け、成犬の被毛にかわります。被毛の手入れは念入りにしましょう。

● 食事は1日2-3回与えましょう。

 

1歳の犬

 

病院での健康管理

 1才令健診
 歯の検査
  伝染病予防ワクチン追加接種
 

 

 家庭での飼育管理

大型犬を除き、ほとんどの犬が1年でほぼ成犬の体重になります。
● 食事は成犬用のフードに変更しましょう。
 
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