松山セントラル動物病院 

          TEL(089)925-6008 

HOME | 猫の健康チェック | 猫の目のチェック

  

猫の目の健康チェック

  

猫の目の健康チェック

猫の視力

 

 
 ネコがみているのは灰色っぽい世界です!

 
  ネコの視力は0.1〜0.2程度の人間の10分の1程度といわれています。
人間の網膜には、赤、緑、青の3色を認識する細胞(錐状体)があり、それらが組み合わされることでさまざまな色を認識しています。
ネコは人間とことなり、赤、を認識する細胞がほとんどなく赤色を認識することができないと考えられています。青・黄・灰色を識別する細胞が少数あります。
ネコがみている景色は私たち人間が見ているカラフルな世界ではなく灰色っぽい景色をみているものと考えられています。
 
 猫は青色あるいは灰色の世界を見ていると考えているある科学者もいますし、青色とうすい緑がかった黄色を認識していると考えている科学者もいます。いずれにしても猫がみている世界は私たち人間がみているカラフルな世界とは異なっています。
 そのかわり光を検知する細胞はヒトの6-8倍あり夜間のわずかな光の中でも見ることができます。また動体視力はヒトの4倍すぐれており、ネズミなどの小動物のかすかな動きでも察知する能力があります。
 猫は近視のために6メートル以上離れて物体は鮮明にみることができないといわれています。ちなみに人は30メートルはなれた物体を鮮明にみることができます。
 

  ヒトが見ている世界
  ネコが見ている世界のイメージ

健康な猫の目

  健康な猫の目は透明で光沢感があります。白目の部分は真っ白で、瞳孔は楕円形をしています。明るい光のもとでは小さく、暗い光のもとでは大きく開き、光の強さに瞬時に反応して大きさを変化させます。瞳孔の大きさは左右同じ大きさです。目ヤニは健康な猫でも少しは出ることがありますが、ウミ状や乳白色のものたくさんが出ているようだと異常です。

目の観察ポイント

  健康なネコの目は光沢があります。蛍光灯の下で観察すると、眼球の表面の弯曲に沿って蛍光灯がくっきりと写ります。蛍光灯がぼやけて写っている場合はあきらかに異常です。
 
 ネコはイヌと異なり、ウイルス性上部呼吸器感染症(猫風邪)による目の症状がよくみられます。クシャミや鼻汁など、目の他に症状が発現していないか調べましょう!

  目は全身の健康状態を反映しています。毎日、目を注意深く観察する習慣をつけていると、「目に元気がない」、「悲しそうな目をしている」、「眠そうな目をしている」など微妙な全身状態の異常を感じ取ることができるようになります。
  家庭でできる目の異常のチェックは、目の外側の部分(まぶたと眼球)に限られます。眼球内部(水晶体や網膜)の異常は病院での特殊な検査器具が必要です。目は大切な器官です。常に失明の危険性があります。目の異常に気づいたらすぐに診察を受けてください。素人療法で市販の目薬を使用すると症状が悪化することがありますのでさけてください。


このような症状がみられたら早めに診察を受けましょう!

● 目を痛がる、まぶしそうにしている、目を閉じている
● 目ヤニの量が多い。
● 涙の量が多い(涙目)。
● まぶたの裏側(結膜)が赤く、腫れている。
● 白目の部分の血管が浮き出て充血している。
● 眼球の表面に傷がついている(角膜炎)。
● 眼球の表面が白くにごり、透明感がなくなっている。
● 目の奥の方が白く見える(白内障)
● 左右の瞳孔の大きさが異なっている。
● 明るい場所でも瞳孔が大きいままである。

よく見られる目の異常

 
涙の量が多い

 

猫ヘルペスウイルス感染症の感染初期にこのような症状がよくみられます。
 
 
 
目を閉じている。
 
眼球に傷がある場合(角膜炎)など、痛みが強い時にこのような症状がよくみられます。子ネコではヘルペスウイルス感染症をこじらせると大量の目やにが乾燥してまぶたがくっついて目が開かないこともよくあります
 
 
  結膜が赤く腫れている。
 
 
クラミジア感染症でこのような症状がよくみられます。またシャンプー剤や草の実などの異物が目にはいってこのような症状がみられることがあります。
  
 
まぶたのまわりが赤い
 
 
アレルギーが原因でこのようなまぶたの周囲の炎症がよくみられます。猫はかゆみのために目をかいたりこすったりしてさらに症状が悪化します
 
 
 
  眼球の傷(角膜炎)
 
 
慢性結膜炎や免疫力が低下した老齢猫などにこのような症状がみられます。
 
 
 
 
 
目が白く濁り眼球表面が陥没している。
 
 
この猫は眼球の傷を放置していたために角膜の穿孔がおこり眼球内部にまで細菌感染がおこっています。このような状態になると表面の傷は治っても失明の危険性があります。
 
 
 乳白色の目やに
 
 
 免疫が低下している老齢猫や猫免疫不全症(猫エイズ)などに感染している猫によくみられます。
 
 
  目の奥が白く濁っている。
 
 
  白内障です。通常は老化に伴ってみられますが、まれに糖尿病などが原因でおこることがあります。
 
 
LinkIcon
LinkIcon
LinkIcon
LinkIcon