セントラル動物病院

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目の健康チェック


健康な猫の目

 健康な猫の目は透明で光沢感があります。白目の部分は真っ白で、黒目(瞳孔)の大きさは左右同じ大きさです。目ヤニは健康な猫でも少しは出ることがありますが、ウミ状や乳白色のものが出ているようだと異常です。
健康な猫の目
猫の眼球の構造

観察のポイント

 健康なネコの目は光沢があります。蛍光灯の下で観察すると、眼球の表面の弯曲に沿って蛍光灯がくっきりと写ります。蛍光灯がぼやけて写っている場合はあきらかに異常です。
 
ネコはイヌと異なり、ウイルス性上部呼吸器感染症(猫風邪)による目の症状がよくみられます。クシャミや鼻汁など、目の他に症状が発現していないか調べましょう!
 目は全身の健康状態を反映しています。毎日、目を注意深く観察する習慣をつけていると、「目に元気がない」、「悲しそうな目をしている」、「眠そうな目をしている」など微妙な全身状態の異常を感じ取ることができるようになります。 家庭でできる目の異常のチェックは、目の外側の部分(まぶたと眼球)に限られます。眼球内部(水晶体や網膜)の異常は病院での特殊な検査器具が必要です。目は大切な器官です。常に失明の危険性があります。目の異常に気づいたらすぐに診察を受けてください。素人療法で市販の目薬を使用すると症状が悪化することがあります。

このような症状が見られたら早めに診察をうけましょう!

 

 病気の症状は原因、経過、あるいは動物の免疫力などにより変化します。ここに記載しているのはほんの一部の症状にすぎません。外観症状のみで病気を診断することはできません。正確な診断には、各種検査の総合的な評価が必要です。ペットの様子がいつもとは違うと感じたら早めに診察を受けましょう。

 

● 目を痛がる、まぶしそうにしている、目を閉じている
 目ヤニの量が多い。
 涙の量が多い(涙目)。
 まぶたの裏側(結膜)が赤く、腫れている。
 白目の部分の血管が浮き出て充血している。
 眼球の表面に傷がついている(角膜炎)。
 眼球の表面が白くにごり、透明感がなくなっている。
 目の奥の方が白く見える(白内障)
 新しい家具にぶつかる(失明)。
 左右の黒目(瞳孔)の大きさが異なっている。
 明るい場所でも黒目(瞳孔)が大きいままである。

よくみられる目の異常


  なみだの量が多い
涙を流している猫の目

 

猫ヘルペスウイルス感染症の感染初期にこのような症状がよくみられます。
 
目を閉じている
目ヤニが出ている猫の目

 

眼球に傷がある場合(角膜炎)など、痛みが強い時にこのような症状がよくみられます。子ネコではヘルペスウイルス感染症をこじらせると大量の目やにが乾燥してまぶたがくっついて目が開かないこともよくあります。
 
まぶたの浮腫
猫の結膜炎
クラミジア感染症でこのような症状がよくみられます。またシャンプー剤や草の実などの異物が目にはいってこのような症状がみられることがあります。 
まぶたのまわりが赤い
猫のまぶだの病気
アレルギーが原因でこのようなまぶたの周囲の炎症がよくみられます。猫はかゆみのために目をかいたりこすったりして更に症状が悪化します。 
眼球の傷(角膜炎)
 
 
猫の角膜炎
  診断のために角膜染色をしています。緑色の部分に傷があります。通常は適切な治療により1-2週間で治癒します。 
  
目が白く濁り眼球表面が陥没している。
     (慢性角膜潰瘍)
猫の角膜炎
 この猫は眼球の傷を放置していたために角膜の穿孔がおこり眼球内部にまで細菌感染がおこっています。このような状態になると表面の傷は治っても失明の危険性があります。
  目ヤニが多い
目やにを出している猫
 免疫が低下している老齢猫や猫免疫不全症(猫エイズ)などに感染している猫によくみられます。 
 目の奥が白っぽい(白内障)
猫の白内障
  通常は老化に伴ってみられますが、まれに糖尿病などが原因でおこることがあります。